- じんこう
- I
じんこう【人口】(1)人の数。 一定の地域に住んでいる人の総計。(2)人のうわさ。 人の口の端。~に膾炙(カイシヤ)・する〔林嵩「周朴詩集序」。 膾(ナマス)や炙(あぶった魚)が多くの人に賞味されることから〕詩文などが, 広く人々の口にのぼって, もてはやされる。IIじんこう【人工】人の手を加えること。 人の力で作ること。 人造。 人為。⇔ 天然「~の美」IIIじんこう【人皇】(1)神武天皇を初代とする代々の天皇(テンノウ)のこと。 それ以前の神代(ジンダイ)に対していう。 にんのう。(2)中国の伝説上の帝王。 三皇の一。IVじんこう【仁厚】慈悲の心の厚いこと。Vじんこう【仁孝】(1)仁慈と孝行。(2)いつくしみの心があって孝行なこと。VIじんこう【塵劫】〔「じんごう」とも〕(1)〔仏〕「塵点劫(ジンデンゴウ)」の略。 きわめて長い時間。 永劫。(2)きわめて小さい数(塵)と, きわめて大きい数(劫)。VIIじんこう【塵垢】(1)ちりとあか。 よごれ。(2)世俗のわずらわしい事柄。VIIIじんこう【沈香】ジンチョウゲ科の常緑高木の幹に自然あるいは人為的につけたきずから真菌が侵入し, 生体防御反応によって分泌された油・樹脂の部分を採取したもの。 香木の代表とされるもので, 水に沈むところから沈水香とも呼ばれる。 インド・ベトナム・東南アジア産。 優品を伽羅(キヤラ)と呼ぶ。~も焚(タ)かず屁(ヘ)もひらずよいこともしなければ悪いこともせず, またよい所もなければ悪い所もなく, 平々凡々であることにいう。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.